【第13回：スムーズな退職のために①】退職を引き止められた時の上手な断り方
介護業界は非常に転職が多く、不安定といえる業界だと思います。それは給与や待遇の違いが施設によって露骨に違うからだと思います。もちろん有料老人ホームと特別養護老人ホームでは仕事の大変さも違えば、給与などの待遇も違ってきます。実際に働いてみて合う・合わないで仕事を変えることも実際に出てくると思います。
転職を職場に伝えた際に、どこも人手不足なので引き止められるケースもあります。それらを上手に断る方法を少しお教えします。それは「給与を理由にせず、介護方針を理由にする」です。本当のところ給与が安いので転職を決めたとしてもそれを理由に出さずに「自分の年齢と体力などを考慮し、考えた時にもう少し穏やかな施設で介護に従事したい」といったような前向きな理由にすることにより、相手側に嫌な印象を持たれることなく転職にたどり着けると思います。
やはり介護は体力が基本となる仕事でもあり、施設の雰囲気にも向き・不向きがあります。ですから、それらを理由にすることにより相手も納得させ、さらに悪い印象を与えないことに繋がって行きます。介護を長く続けていくためには転職もやむを得ない選択肢の一つです。双方にとって良い結果になるよう注意していきましょう。