【第14回:スムーズな退職のために②】退職の挨拶の仕方とマナー
介護業界に拘らず、もし退職をする際は必ずしっかりと挨拶をするのがビジネスマナーです。退職に関して一番やってはいけないことは連絡なしに勝手に仕事を辞めること。そんな人本当にいるの?と思うかもしれませんが実際多いです。
私が介護で働いてきた数年だけでも無断退職の人数は十人程度いました。これは自分自身の価値を下げるばかりか、利用者さんや周りのスタッフに多大な迷惑と損害を与えてしまいます。必ず辞めると決めてから1~3ヶ月前には会社に意思を伝えましょう。
それから最近増加しているのがメールやメールアプリを使用した退職です。直接担当者に伝えるのではなく、メール一通で勝手に完了させてしまう方法です。この方法も先ほどの無断退社と変わりありません。会社とは雇用主と労働者との信頼があって初めて成り立つものだと思います。仕事を始める時から退職するその時まで自分にとっても相手にとっても円満な関係を保っていく事が大切です。
マナーといっても簡単なことです。急に退職を伝えず、数か月の余裕を持って伝えること。そして自分が抱えている仕事の引継ぎを必ず行うこと。そして笑顔で最後の挨拶をすることです。これが退職においての基本であり最重要のマナーなのです。
(世間は狭いです。悪い話は意外と広まってしまうのが介護業界なのです。これは施設側の待遇や雰囲気に関しても然りです。お互いが負の連鎖となっている現状を変えていかないと介護業界は変化しないままになります。)