【第22回:給与の基礎知識②】保険編
給与としていただく金額は総支給額と手取りの金額に差があります。これは税金や社会保険が天引きされて振り込まれるからです。今回はその”社会保険”について簡単ですが記載していきます。”社会保険”には健康保険・介護保険・厚生年金・雇用保険があります。
(1)健康保険は病院に行く際に必要な保険です。皆様が3割負担で診療を受けることが出来るのはこの保険を利用しているからです。(2)続いて介護保険。これは満40歳以上の方が支払う保険で要介護状態になった際に介護保険を利用してサービスを受けることが出来る保険です。(3)続いて厚生年金。支払う金額は会社と折半した(おおよそ)金額分が差し引かれます。最後に雇用保険。これは自分が失業してしまった際に生活と雇用の安定のために国から失業手当を受給するために必要な保険です。
このように社会保険といってもこれだけのものが差し引かれていることになるのです。どれも必要な保険ですので一度給与明細書で確認しておくと良いでしょう。給与が満額支払われない理由はこの社会保険と各種税金の天引きが理由としてあるのです。ですからそれらを差し引かれることを念頭に金額の計算をしておくと良いでしょう。